(1)管理コードのコンボボックスより"1007 自動算定・チェック機能制御情報"を選択します。
(2)医療機関で自動算定を行う項目、チェック制御などの項目について、設定を行います。
(設定例)
<自動算定情報(画面左側)>・・・当該システムでは自動算定機能を多数実装しています。
医療機関によって自動算定の仕方が変わる診療行為について、各医療機関毎に設定を行うことができます。
項目の説明
□設定値
各項目について、自動算定を行うか否かを選択します。初期値には「0 算定しない」が設定されています。
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□自動算定科
育児栄養指導加算を"自動算定"する場合、算定する診療科を指定することが可能です。
初期値は「00 全科」となり、全ての診療科で自動発生を行います。
□最終来院日から初診までの期間(月数)
患者の最終来院日から当日までの期間が設定した月数以上だった場合に、病名が継続中であっても初診料を自動発生します。
●「3:薬剤情報提供料(老人 手帳記載あり)」・「4:薬剤情報提供料(老人 手帳記載なし)」について
月数が“0”(初期表示)の場合は、期間による自動発生は行いません。
なお、最終来院日とは診療行為を入力した最後の診療日とするので、診察料を算定していない場合でも診療行為入力があれば、
その日を最終来院日として判断します。ただし、「9999 包括まとめ」により入力した日は対象とはなりません。
自動算定をする場合、項番3と4のどちらかを設定しますが、両方に「1 算定する」を設定された場合には、項番3を自動発生します。
●「9:時間外加算(小児科特例)」について (平成16年4月診療報酬改正対応)
小児科を標榜する保険医療機関を識別するために、「9:時間外加算(小児科特例)」項目の設定を行います。
初期値は「0 算定しない」を表示しています。小児科を標榜する保険医療機関は、「1 算定する」を設定します。
これにより、夜間・休日・深夜において6歳未満の乳幼児に対して初診あるいは再診を行った場合に夜間等の該当する加算の自動算定を行います。
<チェック制御機能(画面右側)>
項目の説明
□相互作用チェック期間(月数)
診療行為入力画面で入力した薬剤と、過去に使用した薬剤との併用禁忌のチェック期間を設定します。
月数欄に数字を入力します。月数−「0」 ・・・・・・チェックを行いません。
「1」 ・・・・・・1ヶ月前まで遡ってチェックを行います。(当月と前月)
「2」 ・・・・・・2ヶ月前まで遡ってチェックを行います。(当月と前月、前々月)
と、月数が増える毎に1月ずつ、過去に遡ります。月数は最大、「99」まで入力可能です。但し、月数が増える程、診療行為入力画面での患者の呼び出しに時間がかかるため、設定する月数は「1」を推奨します。
□外来管理加算チェック
診療行為入力業務での外来管理加算算定の挙動を、コンボボックスより設定します。
初期値には「1:チェックあり」が設定されています。0:チェックなし ・・・外来管理加算が算定できない診療行為(=以下、"該当する診療行為"と表記)が入力された時点で、外来管理加算を自動削除します。"該当する診療行為"を削除した時点で、外来管理加算を自動発生します。
1:チェックあり ・・・"該当する診療行為"を入力した場合の「登録」押下時に、「外来管理加算は算定できません。削除します。」と、確認メッセージを表示しますので「OK」ボタンを押下して削除を行います。 "該当する診療行為"を削除した時点で、外来管理加算を自動発生します。
2:自動発生なし ・・・診療行為入力画面で患者を呼び出した時点に限り、他の外来管理加算チェックと同様に外来管理加算を自動発生します。但し、一度削除をした外来管理加算は、その会計が終了するまで自動発生をすることはありません。再度算定する場合は手による入力を行って下さい。
(労災・自賠責保険の外来管理加算チェックの設定について)
労災・自賠責保険の場合に自動算定される外来管理加算を削除する場合の設定は、「2:自動発生なし」を選択します。 これにより、健康保険の操作方法と同様に外来管理加算を"−"等で削除することができます。但し、削除しても外来管理加算の読み替え算定ができる場合は、再度自動発生します。
□外来カーソル移動
外来の診療行為入力画面の場合に、患者番号入力後のカーソルの移動先を設定することができます。初期値には「0:標準」が設定されています。
0:標準 ・・・・・・入力コード欄の入力位置へカーソル移動を行います。
1:保険組合せ・・・保険組合せ欄へカーソル移動を行います。但し、中途終了データがある場合には入力コード欄の入力位置へカーソル移動します。
2:診療科 ・・・・・診療科欄へカーソル移動を行います。但し、受付あるいは受付一覧から選択して遷移した場合、または中途終了データがある場合には入力コード欄の入力位置へカーソル移動します。
□数量ゼロ入力
診療セット(Pから始まるセットコード)をセット登録するとき、数量ゼロ入力を可能とするか否かを コンボボックスより選択します。初期表示は「0 標準(行削除する)」とし、数量に‘0’が入力されたときは行削除します。「1 入力エラーとする」を選択した場合には、数量ゼロでセット登録をすることが出来ます。なお、診療行為入力画面で数量ゼロが含まれるセットを展開したときには数量に‘0’が入力されている行にカーソルが順次移動し、‘0’の入力がある限り登録および他の画面への遷移も行えません。また、運用途中で「1」から[0]へ置換えた場合、数量ゼロでセット登録されていたものは数量を‘1’として展開します。
□入院調剤技術基本料チェック
調剤技術基本料を当月既に外来で算定済みの場合に、入院の調剤技術基本料算定に対して警告を表示するか否かを選択できます。(入院で算定済みの場合に外来で算定できる場合であっても警告とはなりません。)
・「時間外加算(小児科特例)」について
小児科を標榜する保険医療機関が夜間・休日・深夜において6歳未満の乳幼児に対して初診あるいは再診を行った場合に夜間等の該当する加算を算定しますが、診療標榜時間内であっても当該加算が算定可能な患者(6歳未満)と算定不可な患者(6歳以上)が混在するために算定漏れが発生する可能性があります。「時間外加算」(小児科特例)を「1 チェックする」とし、「チェック除外時間」でチェックを行わない時間の設定をすることにより、設定時間を除く時間帯には診療行為入力画面の左上方部に赤字で“小児科時間外特例”と表示を行い、ユーザに算定を促します。詳細は、2.5.4診療区分別の入力方法 −(1)診察料 を参照して下さい。
□時間外加算(小児科特例)
「0 チェックしない」・・・“小児科時間外特例”のガイダンス表示は行いません。
「1 チェックする」 ・・・ガイダンスの表示を行います。
□チェック時間加算(小児科特例)
“時間外加算(小児科特例)”を「1 チェックする」としたとき、チェックを行わない(ガイダンスの表示を行わない)時間帯を平日と土曜日について2つまで設定することができます。
例えば診療標榜時間が平日、9時より12時 ・15時より19時の場合であれば、設定する時間は“09:30〜12:00”と“15:30〜18:00” もしくは“09:30〜18:00”など、各医療機関の診療標榜時間に沿って行います。
なお、上記設定例で開始時間が30分ずらしてあるのは時間に関する基準が診療開始時間ではなく、受付時間のためです。例えば9時より前に受付をしており診療行為入力を行う時間は9時より後である場合、ガイダンス(「小児科時間外特例」)を発生しないため時間外等の加算の算定漏れが発生する可能性があります。よって、開始時間についてはユーザの運用に照らして設定を行って下さい。
<その他>
□包括登録
外来の総合診療料、または入院基本料に包括される診療行為について、入力および登録を行う場合には「1 包括分入力をする」を選択します。これは、統計情報などに用いるために包括分診療データを登録可能とした機能であり、保険診療分を入力する際に包括分の点数を自動的に省くものではありません。「1 包括分入力をする」としたとき、診療行為入力画面の保険組合せコンボボックスで「9999 包括分入力」を選択することにより包括分入力が可能になります。操作方法については、「2.5.2 入力の基本操作(2)入力方法−<入力例5>」を参照して下さい。
(3)「登録」(F12キー)を押下すると、確認メッセージを表示します。
(4)「OK」ボタンで登録します。