システム管理マスタ"3002 統計帳票出力情報(月次)"の設定方法を参考にして、カスタマイズされたプログラムを登録すると月次統計処理より登録したプログラムが実行できます。
※以下、月次統計の統計表はサンプル提供としています。
(1)作成する統計表の選択
作成を行う統計表のタイトルをクリックし選択します。
一度に複数の統計表を作成指示することもできます。
統計表の種類が10種類を超える場合には「次頁」(F7キー)や「前頁」(F6キー)を押して画面を切り替えて目的の統計表を選択します。
(2)パラメーターの入力
作成する統計表によってはパラメーターを入力する必要があります。
必須入力項目には赤色の"*"を、任意入力項目には青色の"*"を入力領域の右側に表示します。
<診療科別医薬品使用量統計・入力例>
集計対象となる医薬品は、指定した診療年月内に処方された医薬品以外に、処置や検査などで使用された医薬品、医療保険以外の自費や労災・自賠責などで使用された全医薬品が対象となります。
診療科別医薬品使用量統計の場合、「診療年月」と「薬剤区分」というパラメーターの入力が必須となります。
「診療年月」には処理対象となる診療年月を入力し、「薬剤区分」には"0"〜"5"までの数字を入力します。
なお、「診療年月」にはシステム日付の年月を、「薬剤区分」には"0"を初期表示します。
「院外区分」は、任意入力となるパラメーターです。
空白の場合は院内で使用した医薬品を対象として集計を行います。
なお集計対象となるのは、処方された医薬品以外に処置や検査などで使用された医薬品、医療保険以外の自費や労災・自賠責などで使用された診療年月内の全医薬品となります。
医薬品の処理区分と、処方された医薬品の院外区分の内容ついては、以下のとおりです。
薬剤区分 | 医薬品 |
0(初期表示) | 全体 |
1 | 内服薬 |
2 | 注射薬 |
3 | 外用薬 |
4 | 歯科用薬剤 |
5 | 歯科用特定薬剤 |
院外区分 | 集計対象となる範囲 |
0または空白 | 院内処方分のみ |
1 | 院外処方分のみ |
2 | 院内・院外処方順に |
<その他の統計表の入力例>
■「チェックマスタ一覧表」の"チェック区分"について
"1"〜"5"までのチェック区分は、マスタ登録画面のチェックマスタのチェック区分を意味しています。
1 :薬剤と病名
2 :診療行為と病名
3 :薬剤と禁忌
4 :薬剤と併用禁忌
5 :診療行為の併用算定
■「レセプトチェック(プレビュー)」
レセプトプレビュー画面で「訂正」(F4キー)を押下した患者について、患者番号、診療年月、メモ入力欄で入力した内容をリストアップすることができます。
■任意入力となる項目のパラメーターについて
・「カルテ3号用紙一括出力(外来)」
診療科コード ・・・システム管理マスタ"1005 診療科目情報"で設定した2桁の診療科コードを指定します。
・「会計カード(外来)」
患者番号 ・・・印刷を行う患者の患者番号を入力します。未入力の場合は、"診療年月"に指定した月の受診患者全ての会計カードを作成します。
・「空き患者番号一覧」
開始患者番号、終了患者番号 ・・・それぞれに患者番号を入力します。
開始及び終了患者番号の入力が無い場合は、患者番号のゼロから現在の使用最大連番までの空いた患者番号を全て印刷します。
・「チェックマスタ一覧表」
開始コード、終了コード ・・・点数マスタの診療行為コードを入力します。
開始コード、終了コードの指定がない場合は全件を対象とします。
「処理開始」(F12キー)を押下すると、パラメーターから一致するデータを抽出して作成および印刷を行います。
印刷処理の開始およびファンクションキーの説明については、「3.6 日次統計(3)作成処理の開始」を参照して下さい。
「統計データ」(F4キー)について
統計データでは、毎月の診療報酬請求事務が完了した後に、各データベースより対象の診療年月分のデータを抽出して以下のような内容を所定のレイアウトで作成を行い、ファイルに出力することができます。
項目の説明
■処理区分
処理を行うデータを選択します。
全部 : 統計データ(診療)と(病名)を同時に作成します。
統計データ(診療)のみ : 統計データ(診療)分についてのみ作成します。
統計データ(病名)のみ : 統計データ(病名)分についてのみ作成します。
■診療年月
作成する診療年月を指定します。統計データは診療年月単位で作成します。
注意)現在、「2 入院外」のみ指定可能です。
■統計データ(診療)の出力ファイル
処理区分の「全部」または「統計データ(診療)のみ」を選択した場合に出力ファイル名を指定します。
■統計データ(病名)の出力ファイル
処理区分の「全部」または「統計データ(病名)のみ」を選択した場合に出力ファイル名を指定します。
■作成内容区分
統計データ(診療)の中に包括される診療行為を含めるか否かを指定します。
(現在該当するのは、院外処方関係のデータです。)
■文字コード
出力するデータの文字コードをECUあるいはShift−Jisのどちらかを指定します。