3.3 明細書
(1)レセプト作成指示
(1)−1.生活保護の受給番号入力
(1)−2.一括作成
(1)−3.個別作成
(2)レセプト作成処理の経過確認
(3)印刷処理の指定
(4)プレビュー画面について
(5)特記事項の指定
(6)実日数などの設定・診療実日数について
(7)労災レセプト出力の注意点
画面の一番上にある「印刷区分」のボタンをクリックするか、「印刷区分」(F7キー)を押下することにより"レセプト新規作成処理"か、
"作成済レセプト再印刷"処理かを選択することができます。
(生活保護まとめ入力画面表示例)
「戻る」(F1キー)受給者番号入力後は、「登録」(F12キー)を押下すると確認メッセージを表示します。
遷移元の画面に戻ります。
「前月分」(F5キー)
前月分を表示します。押下時に当月分の更新を行うかの確認メッセージを表示します。
「前頁」(F6キー)・「次頁」(F7キー)
1月分の生保該当患者は1画面に25件までを表示します。25件以上の場合は「前頁」、「次頁」キーにより表示を切り替えます。
「次月分」(F8キー)
次月分を表示します。
「全体」(F9キー)
初期表示は、全対象患者を表示します。「全体」キーを押下すると「未入力分」の表示となり、受給者番号未登録患者を対象に一覧表示を行います。
押下する毎に「全体」、「未入力分」と交互に切り替わります。
「登録」(F12キー)
受給者番号を登録します。
(1)−2. 一括作成
レセプト作成の対象診療年月を入力し、作成する範囲を対象データより全件、社保、国保または
労災、自賠責の中から選択します。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
<医保の場合>
↓
「OK」ボタンを押すと「処理結果」画面へ遷移し、レセプト作成処理を開始します。
「処理結果」画面では、「F11:状態」を押すことによりその都度、処理の経過が確認できます。
「戻る」(F1キー)を押すと元の画面になります。
<労災の場合>
<自賠責の場合>
労災、自賠責についても、医保の場合と同様の操作手順となります。
(1)−3.個別作成
個別作成では患者単位でのレセプト作成処理が行えます。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンを押すと個別作成する患者の指定を行う、個別指示画面へ遷移します。
「戻る」ボタンを押すと元の画面になります。
<レセプト対象患者の入力>
必須入力項目となるのは、レセプトを作成する患者の"患者番号"です。
"診療年月"については、作成日(個別作成を行う日付)が、該当診療年月の翌月10日迄であれば、患者番号を入力後「追加」(F2キー)を押下します。
これにより、作成対象患者の一覧領域に前月分の診療年月で自動表示されます。
例えば、作成日…平成16年10月1日、レセプト診療年月…平成16年9月分である場合には、作成日が診療年月の翌月10日迄に該当しますので、
患者番号入力後は「追加」キー押下すると自動で診療年月欄及び入外区分を表示します。
10日以降、或いは前月以外が診療年月の場合は、手による入力を行ってください。
例を挙げると、作成日が10日以降の場合は、作成日…平成16年10月11日、レセプト診療年月…平成16年9月分のときなどであり、
前月以外が診療年月となる場合は、作成日…平成16年9月30日、レセプト診療年月…平成16年8月分などが該当します。
このような場合は診療年月欄は手入力を行います。
入力された患者番号、診療年月、入外区分に該当する診療データがない場合は次のメッセージを表示します。
「閉じる」(ENTERキー)を押してから入力値を確認して指定し直してください。
個別対象患者の入力ができましたら、「確定」(F12キー)を押します。
確認メッセージを表示します。
「OK」(F12キー)を押すと「処理結果」画面へ遷移し、レセプト作成処理を開始します。
「処理結果」画面では、「F11:状態」を押すことによりその都度、処理の経過が確認できます。
「戻る」(F1キー)を押すと元の画面になります。
※なお、平成14年10月診療報酬改正以前のレセプトと、改正対応後の10月分以降のレセプトは"保険種別"欄等の記載方法が異なる為、
同時に印刷することはできませんのでご注意ください。混在した診療年月を指定した場合、以下のエラー表示を行います。
「閉じる」を押下後、別々に処理を行って下さい。
(ファンクションキーの説明)
[ 戻る ](F1キー)・・・・・ | 遷移元の画面へ戻ります。 | |
[ 追加 ](F2キー)・・・・・ | 作成対象者一覧へ患者の追加をします。 | |
[ 変更 ](F3キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者の変更ができます。 一覧の中から診療年月または入外区分の変更を行う場合、 表示されている行番号を画面下の番号入力欄に入力します。 選択した行番号の入力値を該当の入力項目欄に複写します。 入力値の変更を行い「変更」(F3キー)を押します。 |
|
[ 削除 ](F4キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者の削除ができます。 表示されている行番号を画面下の番号入力欄に入力します。 入力項目欄に複写された内容で削除してもよいか 確認してから「削除」(F4キー)を押します。 |
|
[クリア](F6キー)・・・・・ | 作成対象患者一覧の患者を確認メッセージ表示後、全てクリアします。 | |
[前回作成](F8キー)・・・ | 前回個別作成した患者の一覧を読み込みます。 | |
[氏名検索](F9キー)・・・ | 氏名による検索ができます。 | |
[情報削除](F11キー)・・ | エラーが発生し、処理が正常に終了しなかった場合に処理内容の情報削除ができます。 | |
[確定 ](F12キー)・・・ | 作成対象患者のレセプト処理を開始します。 | |
[処理結果](Shift+F12キー)・・ | 処理の経過および結果を確認できます。 |
◎"印刷区分"「作成済レセプト再印刷」を選択した場合
一括作成分、または個別作成分のどちらの再印刷処理を行うか選択します。
一括作成を選択したときは、再印刷を行う診療年月が必須入力となります。以前に作成処理を行っていれば直近の診療年月でなくとも指定可能です。
「確定」(F12キー)を押すと確認メッセージを表示します。
「OK」ボタンで印刷指示画面へ遷移し、レセプト作成処理の結果を表示します。
レセプト作成処理中は、「処理結果」(Shift+F12キー)画面の「F11:状態」を押すことにより、
現在行われている処理がその都度、確認できます。(何度でも押下して処理の確認をすることができます。)
処理される順番は次のとおりです。
<医保の場合>
対象患者抽出
↓
保険情報編集
↓
診療実日数編集
↓
診療区分別点数集計
↓
公費分点数判定
↓
同一剤のまとめ
↓
コメント編集
↓
傷病名編集
↓
摘要欄編集
↓
印刷データ編集
↓
レセ電用データ並び変え
↓
レセ電データ作成
レセプト作成処理終了後は、「F12:印刷」を押下して印刷指示画面へ遷移します。
※(処理の終了後に「確定」(F12キー)を押すと再度、"新規処理を行います"の確認メッセージを表示し、
「ENTERキー」押下により再度レセプト作成処理が始まるので注意してください。)
なお、システム管理マスタ“2005 レセプト・総括印刷情報”の「自動遷移区分」欄を設定することにより、
レセプト作成処理終了後は自動的に印刷指示画面へと遷移させることも可能です。
「1 自動遷移する」と設定した場合には、レセプト作成処理またはプレビュー処理が終了したのちに印刷指示画面または
レセプトプレビュー画面へ自動で画面が切り替わります。
(再印刷のプレビュー画面への遷移は、自動遷移設定を行ってもできません。)
<労災の場合>
対象患者抽出(労災)
↓
保険情報編集(労災・自賠責)
↓
診療区分別点数集計(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ2(労災・自賠責)
↓
コメント編集〈労災・自賠責〉
↓
コメント編集2(労災・自賠責)
↓
傷病名編集(労災・自賠責)
↓
傷病名並び替え(労災・自賠責)
↓
点数摘要欄編集(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄編集(労災)
↓
摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
短期給付・印刷データ編集(労災)
↓
傷病年金・印刷データ編集(労災)
↓
アフターケア・印刷データ編集(労災)
<自賠責の場合>
対象者抽出(自賠責)
↓
保険情報編集(労災・自賠責)
↓
診療区分別点数集計(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ(労災・自賠責)
↓
同一剤のまとめ2(労災・自賠責)
↓
コメント編集(労災・自賠責)
↓
コメント編集2(労災・自賠責)
↓
傷病名編集(労災・自賠責)
↓
傷病名並び替え(労災・自賠責)
↓
点数摘要欄編集(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
金額摘要欄(自賠責)
↓
摘要欄並び替え(労災・自賠責)
↓
自賠責保険・印刷データ編集(自賠責)
印刷指示画面では作成されたレセプトの枚数をレセプトの種類毎に表示します。
表示は1ページ目を社保分とし、「次頁」(F7キー)を押下した2ページ目を国保の印刷指示画面とします。
なお、自費分やレセプト種別不明分は1ページ目に表示し、レセプト種別不明で作成印刷されたレセプト用紙の上部余白には種別不明の原因と思われる内容を印字します。
<医保の場合>
社保 印刷指示画面
国保 印刷指示画面
個別作成で平成14年10月診療報酬改正以前のレセプトと、改正対応後のレセプトを同時に印刷することはできません。改正以前の診療月のレセプトの印刷画面は、以下のようになります。
「戻る」(F1キー)・・・・・ | 遷移元の画面へ戻ります。 | |
「件数印刷」(F4キー)・・・ | 一覧にレセプト種類毎の患者数及びレセプト枚数を印刷します。 「件数印刷」キー押下後に表示される確認メッセージは、「OK」ボタンを押すと印刷を開始します。 |
|
「前頁」(F5キー)・・・・・ | 国保の印刷指示画面を表示しているとき押下すると、社保の印刷指示画面へ遷移します。 | |
「次頁」(F6キー)・・・・・ | 社保の印刷指示画面から国保の印刷指示画面へ遷移します。 | |
「出力区分」(F8キー)・・・・・ | "全件印刷"か"指定印刷"を選択できます。 |
「情報削除」(F11キー)・・・・ | エラーが発生して処理が正常に終了しなかった場合に、処理内容の情報削除ができます。 | |
「印刷」(F12キー)・・・・ | レセプトの印刷を行います。 | |
「処理結果」(Shift+F12キー)・・・・ | 処理の経過および結果を確認できます。 |
・出力順の指定
レセプトの出力順については、画面上部にある出力順のコンボボックスより選択します。
「01 保険者番号・カナ氏名順」・・・保険者番号順に出力を行います。同保険者番号の場合は、カナ氏名順とします。
「02 保険者番号・患者番号順」・・・保険者番号順に出力を行います。同保険者番号の場合は、患者番号順とします。
「03 カナ氏名順」 ・・・保険者番号に関係無く、カナ氏名順に出力を行います。
「04 患者番号順」 ・・・保険者番号に関係無く、患者番号順に出力を行います。
「05 入力順」 ・・・個別作成処理時のみに使用できます。個別指示画面で入力をした患者番号順に出力することができます。
ただし、バージョン2.4.0以降で作成したレセプトのみで指定可能となります。
なお、初期表示する出力順をシステム管理マスタ“2005 レセプト・総括印刷情報”の「一括作成出力順」または「個別作成出力順」で設定することができます。
・印刷対象データの指定 (レセプトの種別での印刷)
「出力区分」(F8キー)を押下するか、画面上部の出力区分のボタンをクリックすることにより
"全件印刷"、"指定印刷"のどちらかを選択することができます。
"指定印刷"を選択した場合は、レセプトの種別のチェックボタンをチェックしたもののみ印刷を行います。
種別を選択したとき、該当する種別と該当の出力件数、枚数の表示色が青色に変更します。
・印刷対象データの指定(患者指定での印刷)
"県内・県外"や"出力順"の下にある入力欄へ患者カナ氏名または患者番号を入力して、印刷範囲を指定することができます。
このとき、出力区分は「指定印刷」とした場合のみ使用可能です。患者カナ氏名については、カタカナによる入力を行います。
患者番号については、システム管理マスタにて設定された患者番号の桁数での入力(例えば5桁なら"00001"〜"00100"など)
が必須となります。
・国保のレセプトの印刷順について
国保のレセプトを出力する際、県内・県外区分欄を"全部"にした場合は県内分レセプト、県外分レセプトの順に印刷をします。
(初期設定は"1 全部"となっています。)コンボボックス内の"県内"を指定した場合には県内分レセプトのみを、"県外"を
指定した場合には県外分レセプトのみの印刷を行います。県内、県外の扱いは保険者番号により判別しますが、システム 管理マスタの
設定を行った保険者番号の県外レセプトを、県内レセプトの扱いとすることができます。
設定方法については、“4.4.1
システム管理マスタ 県内扱い保険者情報”を参照して下さい。
・出力内容について
摘要欄が続紙に及ぶレセプトの場合に、以下の出力内容で出力を行うことができます。
「1:標準」 ・・・・・・ 1号紙に続紙が差し込まれた形で出力します。但し、1号紙と続紙の出力するプリンタ名が
違えば、各プリンタからそれぞれの種類の用紙を一度に出力します。
「2:1号紙のみ」 ・・・1号紙(1ページ目)のみ出力を行います。
「3:続紙のみ」 ・・・ 摘要欄が続紙にまたがる患者について、1号紙の摘要を除いた内容の出力を行います。
このとき、続紙の様式はシステム管理マスタで設定された様式で出力されます。
・印刷の開始
印刷条件の入力ができましたら「印刷」(F12キー)を押します。
出力区分を全件印刷、とした場合には、以下の確認メッセージを表示します。
「F12:印刷する」を押すと「処理結果」画面へ遷移し、明細書作成処理を開始します。作成処理後は印刷を行います。
「F11:印刷しない」を押した場合、「F12:印刷する」押下時と同様に「処理結果」画面へ遷移します。
但し、明細書作成処理のみで印刷は行いません。印刷を行う場合には「再印刷」画面から印刷を行って下さい。
(但し、再度作成処理を行った場合には、前回の印刷内容は失われます。)
「F10:プレビュー」を押下すると、プレビュー選択画面にて患者毎にレセプト様式で画面に表示します。
操作方法については"(4)プレビュー画面について"で後述します。
「F1:戻る」を押すと元の画面に戻ります。
・「再印刷」処理
「再印刷」(F5キー)で既存の印刷処理内容の再印刷を行います。
一覧には、レセプトの種類別(医保、労災、自賠責)に一括処理と個別処理のそれぞれ最新の帳票のみを表示します。
出力帳票を指定後は、「印刷」(F12キー)を押下すると確認メッセージを表示します。
「F12:OK」を押すと「処理結果」画面へ遷移し、出力帳票作成処理を開始します。作成処理後は印刷を行います。
「F10:プレビュー」を押下すると、処理を開始します。処理終了後は、「F12:プレビュー」を押下して遷移したプレビュー画面に出力帳票を表示します。
なお、システム管理マスタ“2005 レセプト・総括印刷情報」の「自動遷移区分」欄を設定することにより、
プレビュー処理終了後は自動的にプレビュー画面へと遷移させることも可能です。
「1 自動遷移する」と設定した場合に自動遷移する画面は、印刷指示画面、レセプトプレビュー画面が該当します。
(再印刷のプレビュー画面への遷移は、自動遷移の対象外です。)
「F1:戻る」を押すと元の画面に戻ります。
<労災の場合>
<自賠責の場合>
労災保険、自賠責保険での出力区分は指定印刷のみとし、レセプトの種類のチェックボタンをクリックして選択したもののみを印刷します。
(4) プレビュー画面について
レセプトの印刷を行う前に、レセプトの仕上がりイメージを画面上にて確認することができます。
一括作成処理後、または個別作成処理後のどちらでもプレビュー機能は使用可能です。但し、医保レセプトのみでの機能となります。
一括作成処理または個別作成処理から「F12:印刷」キーで印刷指示画面へ遷移後は、「印刷」(F12キー)を押下して「F10:プレビュー」キーを押します。
↓
↓「F12:プレビュー」を押下するとプレビュー画面へ遷移します。
なお、システム管理マスタ“2005 レセプト・総括印刷情報」の「自動遷移区分」欄を設定することにより、
プレビュー処理終了後は自動的にプレビュー画面へと遷移させることも可能です。
項目の説明
□Zoom out(ズームアウト)
表示されたプレビュー画面が押下する毎に拡大して表示を行います。
□"Zoom in"(ズームイン)
表示されたプレビュー画面が押下する毎に縮小して表示を行います。
□"済"(コラムリスト内)
プレビュー用ファイルの作成が終了したものに対し、"済"の欄に"*"を表示します。
□"修"(コラムリスト内)
コラムリストから指定したレセプトに対して、「訂正」(F4キー)を押下すると"修"の欄に"〇"印を表示します。
□選択番号欄
コラムリストの番号を入力して「Enter」キーを押下すると、レセプトの仕上がりイメージをプレビュー画面に表示します。
□メモ入力欄
プレビュー画面でレセプトの不具合を確認したとき、訂正箇所等を入力しておくと月次統計業務にて"〇"印のついた行の患者を
リストアップすることが出来、メモ入力した内容も印字することができます。(システム管理の設定が必要です。)全角50文字までの
入力が可能です。(リストへの印字は40文字までとなります。)
ファンクションキーの説明
「戻る」(F1キー)
元の画面に戻ります。
「状態」(F2キー)
プレビュー作成処理を行ったレセプトの枚数が多くなると、プレビュー画面に遷移した直後は全てのプレビュー用ファイルが作成されて
いない場合があります。コラムリストにある"済"の欄に"*"が付いていない行はプレビュー用ファイルがまだ作成中の為、
「状態」キーを押下することにより最新の状態("*"が表示される)となります。
「訂正」(F4キー)
コラムリストの"修"の欄に"〇"印が表示されると共に、カーソルはメモ入力欄へと移動します。
「前行」(F5キー)
コラムリストで現在指定されている行のひとつ上のレセプトを表示します。
「次頁」(F7キー)
コラムリストに一度に表示できるレセプトの枚数は100枚までの為、101枚目以降を表示する場合に押下します。
「次行」(F8キー)
コラムリストに現在指定されている行のひとつ下のレセプトを表示します。
「印刷」(F12キー)
指定したレセプトの印刷を行います。
プレビューで確認したレセプトを印刷する方法として、この「印刷」(F12キー)の他に明細書画面の「再印刷」(F5キー)画面からまとめて印刷を行うこともできます。
1.プレビュー画面への呼び出し
プレビュー画面へ指定したレセプトを表示させる方法は、
(1)「前行」キー、または「次行」キーを押下する
(2)選択番号欄にリストの番号を入力し、「Enter」キーを押下する
(3)コラムリストから画面表示させるレセプトの行をクリックする
があります。
プレビュー画面は"Zoom out"(ズームアウト)・"Zoom in"(ズームイン)を押下することにより、拡大または縮小して見ることができます。
また、プレビュー画面に表示されたレセプト上でマウスを左クリックしたまま前後左右に動かすと、表示画面からはみ出している部分のレセプト内容を確認することができます。
摘要欄が続紙にまたがる場合もレセプト枚数にカウントされます。コラムリストには患者番号欄が空白表示されます。例では、リスト番号3番が該当します。
2.訂正が必要なレセプトの処理
「訂正」(F4キー)を押下します。コラムリストの"修"欄に"〇"印が付き、メモ入力欄にカーソルが移動します。
月次統計業務から出力可能であるリストに印字する為のメモ書きを全角で入力します。
例では、生保の公費負担者番号および受給者番号の入力がされていないので、その旨記述します。
メモ入力後は一連の動作で「Enter」キーを2回押して入力内容の確定をします。
なお、「訂正」キーを押下して付いた"〇"印やメモ入力を消す場合には、コラムリストのカーソルを該当の行へ合わせ、
再度「訂正」キーを押下することにより削除されます。
月次統計業務から不具合のある患者、メモ入力欄で入力した内容をリストアップすることができます。(サンプル提供となります。)
リストの出力には、システム管理マスタでの設定が必要となります。
"統計帳票出力情報(月次)"を参照して下さい。
3.レセプトの印刷
プレビュー画面で確認後、レセプトの印刷を行う場合は「印刷」(F12キー)を押下します。押下すると画面で指定された患者のレセプトの印刷を開始します。
プレビューで確認したレセプトを印刷する方法として、この「印刷」(F12キー)の他に明細書画面の「再印刷」(F5キー)画面からまとめて印刷を行うこともできます。
※プレビュー機能は、上記レセプトプレビューの他に「再印刷」画面でも使用可能です。操作方法はレセプトプレビューと同様となります。
「version 2.4.0」以降では、以下「4」の手順は不要となります。
4.プレビューを複数クライアント(localhost接続以外)から表示させる為の手順について
現在提供しているプレビュー機能は、各クライアント端末で起動しているglclientが直接ポストスクリプトファイル(プレビュー用のデータ)を参照することにより実現しています。
このため、各クライアント上でプレビュー表示を行うためには、「日レセ」主サーバのNFS(ネットワーク・ファイル・システム) 共有領域に対して、
glclientを実行する各クライアントマシンからマウントし、クライアントのglclientからアクセス可能な領域を設定する必要があります。
たとえば、NFS によりアクセス可能な領域を「/mnt/nfs/orca/tmp/」とした場合には、
「/etc/jma-receipt/preview.env」ファイルを作成し、以下のように記述し、保存する。
-------ここから---------------------------------
/mnt/nfs/orca/tmp/
-------ここまで---------------------------------
preview.envファイルが存在しない場合は、localhost接続のクライアントのみ表示可能となります。
(preview.envファイル内の記述内容についてもチェックは行わないので注意して下さい)
(5)特記事項の指定
診療行為入力画面で以下のコードを入力することにより、レセプトの特記事項欄へ印字します。
検索画面を使用しての検索の場合には"特記"と入力後Enterキーを押下します。
該当のコード入力は受診月に1回の入力とし、受診の度に毎回入力する必要はありません。
コード | 特記事項 |
---|---|
099990101 | 01 公 |
099990102 | 02 長 |
099990103 | 03 長処 |
099990104 | 04 老保 |
099990105 | 05 高度 |
099990107 | 07 老併 |
099990108 | 08 老健 |
099990109 | 09 施 |
099990110 | 10 第三 |
099990111 | 11 薬治 |
099990112 | 12 材治 |
診療行為画面での入力例は、次のようになります。
診察料を取らないでレセプトの診療実日数には含める場合に、
診療行為画面で実日数算定の入力コード、"099409901"を入力します。これによりレセプトの
実日数にカウントを含めることができます。ただし、健診等で実日数を算定する為に当該コードを
入力する必要はありません。(その場合の入力方法は、2.5.4 (1)診察料−(6)ダミーコードでの入力方法 を参照して下さい。)
・1円単位での記載について
地方公費の場合でレセプトの一部負担金額欄へ1円単位まで記載表示する方法については、「セットアップについて 3.保険番号マスタの設定について」を参照して下さい。
(7) 労災レセプト、自賠責レセプト出力の注意点
・使用する帳票について(労災レセプト)
労災の請求用紙はOCR領域があり、また2色刷りの専用用紙となります。
労働基準監督署より次の用紙を入手して印刷することを前提としています。